節目

今日は、やっとこさ一区切りついたという感じだった。一通りの面接試験を終えたのだ。長期に渡る面接地獄は非常に辛いものがあったけれど、どんなものでも終わってみれば呆気ない。最後の面接なんて朝早くに、それもやたら手短に済まされたもんだから、寝惚けている内に終わってしまったような感覚がある。その呆気なさが、まァ不安を誘う。

とはいえ今からできることといえば、跪いてお天道様に芳しい結果を祈ることくらいだ(律儀にそんなことをするほど敬虔でも暇でもないので、しないけど)。全部落ちたら落ちたで、すぱっと開き直れるくらいの諦念と潔さは、今のところ持っている気もする。

 

節目を迎えたことだし、さて少しくらい遊んでやろうかと思ったが、明後日には卒論の中間発表が控えている。図らずも酷い仕打ちである。1週間くらいゆっくり休ませてくれと思う。

そういう立て込んだ事情ゆえか、今のところ艱難辛苦の日々を脱した解放感というものが微塵も感じられない。長丁場過ぎて、もはやそういう感覚が麻痺してるのかもしれない。ただひたすらに空虚だ。心に穴が空くというのはこういうことなんだろう。

しかしどれもこれも、私が公務員という泥道を選んだせいなのだ。ベンキョーさえできりゃいいんだから楽勝だろう、という軽佻浮薄な気持ちで志望したのが、大きな間違いだった。大した動機付けもないのに、人間そんな長ったらしく肩肘張って頑張れるわけがない。よく考えれば誰にでもわかることだが、後悔先に立たず。後のお祭り。

まったくもって、自業自得というわけです。

 

せっかく諸々終わったというのに、暗い話しか出来ませんネ。

一区切り、節目とは一体何だったんでしょうか。

まぁ、強く生きていきましょう。