邂逅
何だか気分も晴れないし、ポケモンGOがてら散歩でも行くか、と思い立って外に出た。
やたらにピカチュウやイーブイが湧くと思ったら、最近発売された某ソフトの影響らしい。この期に乱獲しなけりゃとせかせかボールを投げ続けたらば、すぐに弾切れ。なかなかボールが集まらないのがこのゲームのもどかしいところだ。
大した成果もなく肩を落として帰途につくと、偶然にも旧友を発見した。おー、やぁやぁという感じで立ち話が始まり、たっぷり4時間が経過。積もる話もあって盛り上がる盛り上がる。
就職がどうだとか、最近なんのゲームしとるんだとか、家族の様子はどうだとか、幼馴染の近況知っとるかだとか。特に、幼稚園の頃からの幼馴染がいろいろ大変なことに(度肝を抜かれるくらい大変なことに)なっていたのには大きな衝撃を受けた。あまり笑い飛ばして良い話でもないけども、まことに不謹慎ながら、痛快に笑い飛ばさせてもらった。
旧友と別れると、頬の辺りに突っ張ったような感覚があった。最近表情筋を動かしてなかったせいか、殆ど攣りそうになっているのだ。
我ながら情けなく思ったが、ほんとに楽しかった。小学生の頃、毎日彼とスマブラをして遊び呆けていたことを思い出す。何の誇張でもなく、今でも無二の親友だと言い切れる。
うーん、一度でいいから、あの頃に戻らんかなァ。
戻れないんだなァ。
毎日、これくらい笑って過ごしたいもんです。
強く生きていきましょう。